作家が小説作法を書くと終わっている事、2創作ノート13・・・まとめ…このよう創作ノートを書くようになればその作者は賞味期限がなくなりつつあるということらしい。つまり作者にとっての書く必然がなくなったということである。書く材料はたくさんあるがそれをうまくさばけなくなったということである。つまり、才能の枯渇なのである。私も今まで生きてきて多くの作家の生きざまを見てきたがどの家もやめる時期を知らない。才能とか書く材料があってもうまく書けなくなったらペン置くべきなのだ、それなのに書きたい気持ちだけで作家としての分別をなくしている。そんな作家をごまんと見てきた。 デキる人の「書く技術」 へりくだりすぎを排除 即効上達法 ~書いた後 2007年5月27日(日)09:00 創作メモ12 推敲段階のチェックが甘いと、文章の信頼性は低下する。 変換ミス、敬語の間違い、曖昧な言葉遣いを徹底的に排除しよう。 書き上げてから間を置き、頭を空にしてから、最終確認すべし。 書き終えた後のチェックで一番重要なのは、ワープロの変換ミスを探すことだ。相手の名前や固有名詞には誰もが注意を払うが、そのほかの変換ミスには意外と気づかない。間違いが多い文章は真剣に読んでもらえない。ワープロソフトのチェック機能などを利用して、必ず校正しよう。 敬語のチェックも忘れてはいけない。敬語に自信がない人は、つい「~(させて)いただきます」という表現を連発しがちだ。これは場合によっては相手が慇懃に感じたり、意図が伝わりにくくなる。 「させていただきます」は、自分が行うことを相手の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちがある場合に使う表現だ(文化審議会国語分科会の資料より)。ところが「気持ちがへりくだりすぎると使いたくなる」(文書コンサルタントの小川悟さん)。注意が必要だ。 文章を良くしたかったら、一晩寝かせてから読み返すことだ。時間を置くと、書き上げた直後には分からなかった思わぬミスに気づきやすい。慣用句の使い方なども、しっかり辞書で確認したい。 文章チェックの5ステップ 1 変換ミスを直す 「対か」ではなくて「追加」。名前以外の漢字の間違いに注意しよう。 例)人工→人口、大坂→大阪など。 2 「いただきます」の連発を抑える 「送らせていただきました」ではなく、「お送りしました」で十分。 3 曖昧な表現を具体的な表現にする 主語がないので「私は」を加える。「本日より」は「●月●日から」にする。メールなら送信日が分かるが、本文にも日付を明記する。 4 敬語の使い方を確認 「お聞きしたい」より、「お伺いしたい」の方が丁寧。 5 間を置いて読み直す メールなら自分宛に送信して読んでみるなど、少しでも読む状況を変えたり、間を置いて読み直す。 これは私のでなく浅田次郎氏の創作メモであるらしい・・・淀風庵さんブログから引用 ●書き方 1.分かりやすく書く 2.美しく書く ●インスピレーションの得方 思いつめるとか、考えるのではなく、いつでも天から降り 落ちてくるときに受け止められるだけのテンションを維持 することが大事。 ●時代や現場の調査 足を棒にするぐらいに歩き回って、資料を集めて、それこ そタイムスリップするぐらいにその時代のことを調べる。 ●記述(仕上げ) 神から貰ったストーリーの上に、人間の努力をふわっと着 物に着せて、小説が出来上がる。 そうか、ストーリーは天から頂くのだ、神の啓示とか他力本願といって良いかもしれないが、受け止めるための常の努力や感覚を研ぎ澄ますことが必要ということだ。 変に自分の浅はかな考えで決めつけたり、ひねり出そうとしてはいけない、神や仏は違う大きな見地から真理を告げたまう、そんな浅田次郎あるいは五木寛之のような詩仙境にはなり 2006/02/14 創作メモ11 書き終えたときの達成感、充足感、食べて時の満腹感、眠るときの安堵感、人の幸せを見たときのほのぼの感、人を愛したときのときめき感、それを一言で至福というのか・・・。そんな感の中にいきたいと思うが・・・。 いろいろなものを読書をしてきて・・・夢とロマンを拾わせていただいたが・・・。 作家にも旬がある事に気づいた・・・。その人が作家になったときの作品が一番いいように思える・・・。新人賞が最高ではないかと思うのだが・・・。人にはそれから大きな賞を取る人がいるが・・・。美味くなっても斬新なものがなくなる・・・。冒険が少なくなっていく・・・。新しさ・・・これは物書きにとって一番必要なことのように思える・・・。冒険を怖がっていては前に進めない・・・。たくさんの小説を読んで誰も書いていないところ、詰まり隙間を書き上げる冒険と勇気が必要なのだが・・・。その隙間を見つけると80%と賞に近づいたようなものだ・・・。その目が作家には必要なものだ・・・。昔、西行を書いたとき、白河法王と待賢門院との間に生まれた鳥羽天皇の出生の秘密を荻野式で調べたものを使ったが・・・。それを見つけることが目なのである・・・。そして、西行と待賢門院の一夜の睦事を事実として書いたのもその目なのであるのだが・・・。詰まり誰も書いていないところを書き表すことの目を養わなくてはならないのだが・・・。私の台本は猫が喋り犬が語る荒唐無稽なものが何作かあるが・・・。それは猫語犬語が分りたいという願望なのである・・・。好奇心・・・これは人を育てるという・・・。好奇心を旺盛に、イメージを膨らませて書き進めなれることを・・・。 2006/01/27 創作メモ10 文学界の同人誌批評をしていた駒田信二 私の小説教室 駒田信二の小説作法 が・・・駒田の小説教室からは芥川賞の重兼芳子が出ているが・・・新人賞は多く輩出している・・・。 彼は言う・・・。私の文章心得十章・・・。ここに列記してみよう・・・。 心得1・力むな 2・気をゆるすな 3・常套語を使うな 4・句読点に気を配れ 5・漢語は漢字で書け 6・漢字を使いすぎるな 7・辞書を引け 8・擬音や符号を乱用するな 9・言葉癖に気をつけよ 10・気取るな このような心得を書いているが・・・。 この初版が昭和56年に・・・。物書きを志すたちはこぞってこれを読んでいたが・・・。物書き予備軍は良く本を読んだものだ・・・。そして、人が寝静まった深夜にせっせと原稿用紙を埋めたが・・・。いい青春だったか・・・。その殆どが生活のために辞めて行った・・・。 物書きになりたいと言う人はこの本を読んでいて損はないと思う・・・。 日ごろ如何に文学的な生活をしているか・・・書くものがないというのはその生活をしていないと言うことなのです・・・。物書きの視点を養って日々その視点で物を見ていれば書く必然はおのずと出てきて書かせてくれるものなのであるが・・・。 小説家が小説作法を書くのは作家として終わったと言う証拠なのである・・・。書く材料がなくなると書きたくなるのが小説作法であるから・・・。 駒田信二は文芸評論家であったが・・・。 わたしも終わったか・・・。さて、さて・・・。私は創作メモを私への戒めとして書いているのだが・・・。ここに来て再度小説作法を読んでみて勉強になったことは書いておきたい・・・。 総て読んではいないが・・・ここに載せて置きます・・・。 小説家への道 書く人はここで躓く 赤川次郎の"イマジネーション" 阿刀田高が松本清張を解く 松本清張と尾崎秀樹が語る・・・。 吉村昭が語る小説とは・・・。 これを参考として・・・。読んでおくと損はないか・・・。 2006/01/25 創作メモ9 参考にしないで下さい 内緒の話ですから・・・。 “は”は親分で”が”が子分・・・主語と述語関係をこのように言うのは井上ひさしだが・・・。親分よりで出しゃばる子分もいてもいいと考えている・・・。文法通りでは果たして上手く表現が出来、書き表せることが出来るだろうか・・・。無味乾燥になりはしまいか・・・。書き伝えたいものが伝わればいいと私は思って書き進めているが・・・。まれにこの方法は成功するのだが・・・偶然と言うことで・・・。余剰の効果は無視をしたところで生まれることが多いいが・・・。名文家は文法通りの文章を書いていないのである・・・。これはやめておいたほうが無難か・・・。さて・・・。 今回は歴史小説に・・・。 有名でない人以外には何を書いても知る人はいない・・・。自由に書けるという利点があるが・・・。分らないところは避けて通ることを心掛けた・・・。 作家で飯を食う一番の分野か・・・。と言うことは書き手があまりいないということ・・・。時代考証、衣装は克明に書く必要はない・・・そんな時代を・・・。と言っても江戸時代の260年間は多少の物価の変動はあっても経済はあまり変わっていないので・・・例えば棟割り長屋の店賃は職人の一日の手間賃であったと言う風に・・・。飢饉のときは変動したらしいが・・・。それ以外のときを書けばいい・・・。江戸時代は将軍や大老によって様々な改革や制度が作られているので避けて通れないところがあるが・・。武家物と町人物とあるが、山本周五郎、柴田錬三郎、山手樹一郎で勉強すれば後はあなたのイマジネーションを膨らませて書いてみてはどうでしょう・・・。歴史文学となると森鴎外は読んでおかれたほうがいいでしょう・・・。後は郷土史家と仲良くし資料を貰い新しい視点から物にすることをお勧めしたい・・・。 時代小説は書き手が少ないだけに一作ものにすれば注文は絶えないだろう・・・。 この手の作品を書く上で、本に囲まれ埃の中での資料調べが大切で埃と友情関係が保たれる方にお勧め・・・。今はインターネット検索でどうにかなるかもしれませんが・・・。西行法師を書いたときは殆どあらゆる方のホームページにお世話になった記憶がある・・・。とにかく書いてみて下さい・・・。先輩諸氏が書いてないところを探すことです・・・。箸をペンに変えて食することは中々難しいが馴れると出来るものらしい・・・。そんな芸当が出来る人にはぜひともとお勧めする・・・。だが、名をなし功を遂げると言う考えは忘却してください・・・。巨は虚に通じますので・・・。 2005年9月30日(金) 創作メモ8・・・ 創作メモ8・・・ まず登場人物の箱書きをします・・・どのような両親に育てられ、幼年期少年期青年期をどのように過ごしたか・・・過去の出来事で何を感じえたか・・・その過去・・・そして今どのように生きているのか・・・何を生きる糧にしているのか・・・何を思い過ごしているのか・・・現在を書く場合過去にその伏線がないと不自然になる・・・そして過去、現在を考えて将来の展望が見えてくる・・・それを一人ひとり行うと・・・テーマ、ストリーに絡んでくるものです・・・ 貫通行動はこの作品のテーマです、必然です・・・反貫通行動はそのテーマを盛り上げる小さなテーマです・・・つまり反貫通行動とはテーマに対するコントラストと考ええてもいいでしょう・・・ 大きな紙に貫通行動の横線が書かれテーマを書き込みます、それに交差する小さなテーマの反貫通行動が書かれるのです・・・その交差が物語の始まりなのです・・・コントラストのテーマで物語が弾むのです・・・それがうまく流れるとテーマを引き立たせます・・・ 後は自然に流れます・・・箱書きがしっかりしていれば登場人物が一人歩きをしません・・・箱書きは小さなことまで書き込んでいてください・・・それを総て信じなくてもいいのです・・・ここまで出来ると80パーセントは出来たも同然です・・・後はみなさんの勉強したことを信じて書いてください・・・ 独自の表現も必要ですが・・・難しいことを平明に・・・ 平明なものに重みを・・・(こんなことを井上ひさしが言っていたなーーー) ・・・ 出来上がりました・・・ 声を出して読み上げ耳で聞いて文脈を確かめてください・・・ その繰り返しを遣ってきました・・・ 命を抵当においてと、覚悟のある方は・・・プロになってください・・・命の惜しい方は撤退を・・・ 2005年8月10日(水) 創作メモ7・・・ 創作メモ7・・・ 創作を語る前に文学と政治のことを少し語りたい・・・ 文学と政治は表裏一体である・・・ 国民にとって文学が政治を先行しなくては幸せはないということだった・・・ 文学者は国家に対して抵抗勢力でなくてはならないと言うのが・・・つまり対立の精神が必要であると言うことである・・・牽制をしていなくてはならなのだ・・・ 文学とは少しかけ離れているようだが、文学と政治は切っても切れない関係であると言うことなのだ・・・ 人が政治に生きることは左右される・・・だから無視できないのである・・・そこに人間ドラマが生まれるのだ・・・文学者は政治音痴であってはならないのである・・・ せめて物を書こうという人は政治に関心を持ってもらいたいものだ・・・ 人間のユートピアをどのように感じているか・・・その中でどのように生き苦労した生き方をしているか・・・新しい生き方の追求である・・・それには世界の自国の政治に精通していなくてはならないと言うのだ・・・ 代々木から文学は生まれないと言うことをよく言われた・・・一つの考えでは駄目だと言うのである・・・ 広く物を考えてそれを生き様に変えるのである・・・ そこに新しい生き方が、倫理が生まれるのである・・・ つまり哲学の問題なのである・・・ 物書きはそれ相当の哲学者でなくてはならないと言うのだ・・・ 宗教、世界、宇宙をどのように考えるのかが問われるのだ・・・ いま、なにかを薄めた物の氾濫である・・・ 人間の新しい側面を書き表してくれる作家が待ちどうしいものである・・・ 現代の若者の生態で無く・・・ かつて、政治姿勢に対してデモを張ったのは文学者であった・・・が・・・今は詰まらん売文に現を抜かしているのである・・・そんな選者の賞が欲しいかな・・・ 2005年8月7日(日) 創作メモ6・・ 創作メモ6・・・ 童話について少し書きたいと思う・・・ 今地方で童話を書いている人は大人の小説がなかなか書けないと言う事で童話を書いている人が多いいのである・・・それは本末転倒と言うのである・・・大人のものが書けないのにどうして子供のものが書けるのだろうか・・・大人物で挫折した書き手が子供の物を書いているから日本の児童文学は駄目なのである・・・児童文学は共産党系が多い・・・と言うのはその分野に優秀な先輩が多いからである・・・賞が欲しい人はぜひ共産党へと言うのが定番か・・・ 最後には良かったよかったと言う物語が多いいが・・・それだから駄目なのである・・・今の世間の、人間の残酷さを教えないといけないのだ・・・正直に見せなくてはいけないのだ・・・そこに感性が生まれ全うに育つのである・・・ 池に鮒がいてその池が段々と埋め立てられて魚の住む所が無くなるとする・・・それを見ていた親と子が魚を川へ移動すると言う物語は一見美しい話だが・・・ダンプカーによって埋められるという真実を書くことでこの物語は断然と光るのである・・・そこが分っていないのが今の児童文学作家である・・・共産党の曖昧さである・・・地方の賞はそのあたりのレベルなのか・・・ つまり日本の児童文学に不足しているのはアモラルなテーマーが無いと言うことなのだ・・・ 児童文学は親と子が読めなくてはならないのだ・・・ 親の読書が子に有効な物が必要なのだが・・・ それがなかなか書けないらしい・・・大人の物が書けない作家には無理だろう・・・ だが、そんな安物の作品を書いて口腔に糊をしているのが現在の日本なのである・・・ 大人も子供も読める物・・・ 2005年8月3日(水) 創作メモ5・・・ 創作メモ5・・・ 戯曲について・・・ まず小説とは書き方が違うのです・・・ 台詞とト書きのみで書き上げます・・・ 台詞は、名前を書き二文字空け台詞を書く・・・ シナリオの台詞は「」で括るのです・・・が・・・ 沢山の場面は作れませんからシナリオのようにはいきません・・・ 場面を頭においてそこに如何に沢山の人が出入りできる か・・・ 一つの場所に偶然必然に人が集まる場所を作るのです・・・ 具体的に場目を頭の中に置いて書いてください・・・どのように動かすのか・・・これは演出の分野ですが・・・ そのほうが書きやすいでしょう・・・それをト書きと言う形で書くのです・・・窓へに歩いて・・・とか・・・ 台詞は装飾してください・・・暗喩比喩を使ってください・・・ テーマーに絡ませて物語を作っていってください・・・コントラストが重要です・・・ 貫通行動に反貫通行動と言うのですが・・・ このことは6.7で書きます・・・ 起承転結か序破急で書き進んでください・・・ 書き出しと幕閉めには特に気をつけて書いてください・・・ 台詞に人格を持たせてください・・・ 暗闇の牛と言う作法が・・・観客を吃驚させることも必要です・・・が・・・これはあまり使わないで下さい・・・ いろいろな伏線をはって置いてください・・・ なぜと言うことがないようにあらかじめさり気無く入れて置いてください・・・ 舞台のことは演出が舞台監督がいますのでそれを信用して書き込んでください・・・ 書き進んでいると登場人物が動き出しますので・・・書こうというところが書けなくなりますので気をつけてください・・・ 小説の創作と同じで頭に中で書き上げて原稿用紙へ・・・ それが一番いいようです・・・ 岸田戯曲賞を目指してがんばってください・・・ 自分のことは上手く書けません・・・ この稿は何回も書き直しますから・・・ 2005/8/2 創作メモ4 このようなことが・・・。 20歳代の頃、懸賞へ応募したことがある。 若さに任せて一気に書き上げた作品であった。今読み返してみて上手いとも思わないが・・・。 3次の十数作に残ったのだ。が最終には残らなかった。 応募規約の中にはお問い合わせには応じられないとあったが、そう書く以上問い合わせが多いと言うことなので係りの編集長へ電話を入れてみた。 編集長は丁寧だった。 「何回の懸賞へ何々と言う作品で応募したものですが、どのような経過で最終へ行かなかったのか、お教え願いたいのですが、今後の創作の参考にぜひお伺いさせてください」 「ああ、あの作品を書かれた人ですか、一次、二次、三次とも私が読ませていただきました。が、惜しくも最終には・・・」 と言って口ごもった。 懸賞応募の原稿は編集者が全員で読むらしい。 そして、一次通過を決め、二次へと・・・。編集長が一次に参加することは珍しいと言う。 今では外読みのアルバイトがいて二次まで読むらしい。その後は編集者が全員で読んでと言うことになったらしいのです。 ここで注意、外読みのアルバイトは出版社を掛け持ちしている人がいるので重複しての応募は避けたほうがいい。 「それで次回からはどのような点を心かげたほうがよろしいかお教え願えませんか」 「まず、一次は文章と心得てください、二次はテーマですね、三次は文章が如何にテーマーを書き込んでおられるか・・・そして・・・最終は・・・やはり・・・読者が喜んで読んでくれるか・・・つ・ま・り・・・売れる作品か売れない作品かと言うことで・・・しょう・・・」そして・・・ 「三次では・・・最終まで・・・作品の持つ運とでも言うのでしょうか・・・原稿が輝いているか・・・ああ・・・ここまで来れば次回が大いに期待できますから・・・ぜひ読ませてください、お待ちいたしております」 うーんと呻った。なかなか含蓄がある言葉だった・・・。 丁寧に礼を言った。 「後は、受賞作を読まれてご判断下さい。読み比べてくだされはあなたほどの人ですからわれわれの・・・よろしくお願いいたします。有難うございました」 受賞作を読んでみた。私の作品を読んで肩がこっていることに気がついた。 今、選者をすることがたまにあるが、完成している人より未完の大器を探している・・・。 2005年7月31日(日) 創作メモ3・・・ 創作メモ3・・・ 頭にあることを、心にあることを書けばいいのです・・・ 優しいのは話し言葉で書くことです・・・みんな話すことが出来るのですからそれを書けばいいのです・・・風景描写はそのままでいけます・・・が情景描写のときは少し考えてください・・・人によって赤く見えたり緑に見えたりします・・・それは心理的なものです・・・その心理を風景に重ねると情景描写になるのです・・・たとえば悲しいときにに美しい光景もくすんで見えるかもしれません・・・ここはきっちりと書いてください・・・ 情景描写があるとないとでは人間を書く上で違ってきます・・・洞察力の問題です・・・それがないと人間を深く書くことが出来ません・・・文章の光沢が違ってきますので気をつけてください・・・ 句読点のない人は心臓が強い人だといわれました・・・ が、それは嘘のようです・・・谷崎の文章は長いのですが、果たして心臓は強かったか・・・妻を交換するくらいですから強かったのでしょう・・・ テーマが文体を生むと書いたと思いますが、じっくりと心の中においていればおのずと文体は出来ます・・・遣ってみてください・・・このようなものが書きたいと心においてじっくり待つのです・・・喉まで書いてくれと言う要求が上がってくると一気に書き上げてください・・・それを書く醗酵と言います・・・自分でもこれが本当に書いたのですかという物が書けている筈です・・・短期間で醗酵させることが出来るのがプロの作家です・・・ 最初は短い文章で書いた方が書きやすいでしょう・・・ それが段々長くなるのです・・・書くより馴れろです・・・そして、だから、・・・接続語を上手く使えば文章は長くなりますので研究してください・・・ 書いたところを声を出して読んで耳で聞いてください・・・間違いが分かるはずです・・・ 私仕事ですが、それを遣らなくて何度も失敗していますから・・・声を出して読んで聞くと文脈の乱れがよく分かる筈です・・・ 作家とは詐欺師で大法螺吹きのことです・・・ そういわれてもよければどうぞ作家になってください・・・ 2005年7月30日(土) 創作メモ2・・・ 創作メモ2・・・ 書きたいことを書けばいい・・・誰に文句を言われることはないと・・・ そして、懸賞への心得を・・・ 最近本を読まなくなっている・・・題名を見ても読む気がしないのだ・・・題名はこれは読んで損はないと訴えてくるものでなくてはならない・・・売文家の題名があの程度なのであるから、自由に書いている人はそれに凝る事はない・・・が、つけていい題だと思うものをつけてください・・・ 今は売文家のテーマに必然がないのだ・・・媚びているのだ・・・変なテーマがあると売れないのかもしれない・・・が売れているところを見ると多分人間が書けているのだろう・・・ああ、人間は書き込んでください・・・ 悪人が書ければ一人前です・・・ 今売れている人の作品は悪人が書けているのでしょう・・・ 60過ぎの人を書く場合は戦争体験の引きずりがありますから忘れないで・・・ 過去現在未来で登場人物を掘り下げて性格分析をして・・・言葉一つで人格が分かるように・・・ 知らぬこと分からぬことは書かないように・・・ 50枚書いたらそれを30枚に書き直し削ぐこと・・・ 多分書きすぎていますから・・・ 書き終わったら1.2ヶ月寝かせて書き直すこと・・・ 粗がよく分かりますから・・・ 声を出して読んでください・・・それを耳で聞いてください・・・そうすれば文章のつなぎが良いか悪いか分かりますから・・・ それを書き直すのです・・・あわてることはありません、以外と人生は長いのですから・・・ 物書きになる早道は・・・ 10年間あらゆる書物に親しみ読破してください・・・ そして、ドフトエフスキーを原稿用紙に写してください・・・ ここまで出来ればあなたは作家になっているでしょう・・・ 奇人でなくては書く苦しみを喜びに変える事が出来ませんが・・・ それでもよかったら遣ってみてください・・・ 2005年7月29日(金) 創作メモ・・・ 創作メモ・・・ なにを書いても構いまません・・・書く本人がこんな読み物が読みたいと言うものでもかまいません・・・私はないものねだりで自分が読みたいものを書いていますが・・・ 上手下手は関係ありません・・・それを人様へどうぞと言わないならば・・・文章は人様へ心を伝えるものなのですから伝わればいいのです・・・。 ものを書いてパンを買って食べてる人に文句を言われることはありませんから・・・ 自由でいいのです・・・ ペンクラブ・・・ペンで飯を食べている奇人の集団・・・ 作家協会・・・創作を書いて家を作った変人の集団・・・ それくらいに考えて書いてください・・・ 徒党を組んで何をしているのか・・・盗作禁止の法律相談 、老後の生活相談会、大したことはしていません・・・ 物を書けば物書きだけど皆さんとは違いますよと言う会です・・・ ここで懸賞に応募される人のために・・・ 原稿は綺麗に書きましょう・・・丁寧にと言うこと、下手は下手なりに・・・ 書き出しは特に力を入れましょう・・・90の力はここで使ってください・・・ 書く必然を書いてください・・・あなたしか書けないと言う物を・・・ テーマが大切・・・テーマが文体を生んでくれます・・・それまで待っていてください・・・ この3つがあれば何とかなります・・・ そして・・・難しいことを平たく・・・平たいことを深く・・・深いことを軽妙に・・・ これは井上ひさしが言っていたかな・・・ とにかく書いてみて下さい・・・ 書かなくては始まりませんから・・・ 上手に書こうとか、綺麗に書こうとか・・・それは文章に力が入りすぎますから気をつけて・・・ 誰も文句は言えないのです・・・金を払っているのではないのですから・・・ 本を買ったらどんどんと作者に言うこと・・・その人に言えない人が、あなたの文章に上手下手と言える筈がありません・・・ 感動を共有するものが書けたらいいですね・・・ 御健勝を・・・ご健筆を・・・ ジャンル別一覧
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